機械バカ一代

機械モノおたくのたわごと。

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Silver Flag 続き (Maserati Tipo 63)

1
さて・・撮り貯めた写真が多いので、ぼちぼち一台づつ解説してみましょう。

この手のイベントでは、けっこうな確率でお目にかかる、

Maserati の BirdCageですが・・良く目にするTipo61ではなく。

こちらはTipo63

Maseratiの解説に関しては・・常連Mさんの方が断然詳しい・・・ので、
もちろん、私の出る幕はなし。

↓と、いう事でクロモリ・スペースフレームのお話。
2
こんな感じで、コクピットの中まで縦横無尽に走り回る、細身のクロモリパイプ。

このフレーム外観からBird Cage(鳥かご)の愛称が付いた訳です。

フレームを良く見て見ると・・

各パイプは常に三角形の一辺をなして、
強度が必要な部材は三角形の頂点に配置する。


という、きちんとセオリー通りの造りです。

3

とは言っても・・・各パイプの外径は15mmほどでしょうか?
この手のパイプを、これだけ沢山使ったら、その重量だけでも相当になっちゃいそうです。

軽量化を信条とする、レーシングカーの設計思想としては・・???
とも思えますが、それがきちんと成り立っている理由の一つとして、

クロームモリブテン鋼の小径薄肉パイプの採用があります。

4

実際には、車というより航空機の胴体のような構造です。

ここで・・・一つの大きな疑問。

上の2点の画像・・フレームのパイプ集合部の溶接痕を撮影したものですが、

新車の時から、こんな溶接だったんか?

クロームモリブデン鋼やマンガンモリブデン鋼は、TIG溶接には向きますが、
反面、母材の温度上昇による「焼きなまし」での強度低下が激しいため、
自転車などでは、あえて低温ろう付けを行う場合もあります。

上の写真の2箇所は、どう見ても・・

Co2によるワイヤMIG溶接

これじゃ・・強度は設計検討値の半分程度・・ですかねぇ。。

ひょっとしたら、過去のクラッシュや経年劣化などの影響で、
後から修理した痕跡かも知れませんが・・・

そんな貧相な修理するメカニックだったら・・

殺しちゃった方がマシ
・・・・・・・

↑あくまで・・私メカニックですから・・・他人の雑な仕事が許せないタチ。

せっかく歴史的にも貴重なマシンなのに、

あぁ~~~・・・もったいない・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ...
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この記事のコメント

先日は久々でした。Grazie!!

最近のネタ、かなり面白く楽しんでいます。
技術は門外漢なので、特に楽しい~~

ところで溶接はよくわかりませんが・・・
度重なるクラッシュでフレームも歪んでいるかもしれないし、大層な修理しているかもしれませんね~(笑)

ところで・・・
クロモリフレームといわれているBirdcageは、実はクロモリでないそうです(私も最初クロモリだと思っていましたし、いくつかの解説書←さすがにbidcageだけあって数多く存在する。もクロモリって解説されていますが・・・)

最初のTipo60 prototipoではクロモリを使ったところ、多くの溶接部(指摘のところ!)にクラックが入ってしまったのだそうです。それでその後はいわゆる普通のスチールパイプを使って作ったとの事。フレーム全体で硬度をおとして剛性をあげたんだそうな・・・

重量はTipo61で36kgとあります。
実際はどうなのか?ですし、私には重いのか?軽いのか?わかりません。
判断はAkiさんにお任せぇ~~

じゃぁ、また近いうちに~~ or コメントでv-222
2010-06-18 Fri 06:09 | URL | marque [ 編集]
Mさん、コメントお待ちしておりました。

クロモリフレームといわれているBirdcageは、実はクロモリでないそうです(私も最初クロモリだと思っていましたし、いくつかの解説書←さすがにbidcageだけあって数多く存在する。もクロモリって解説されていますが・・・)

最初のTipo60 prototipoではクロモリを使ったところ、多くの溶接部(指摘のところ!)にクラックが入ってしまったのだそうです。それでその後はいわゆる普通のスチールパイプを使って作ったとの事。フレーム全体で硬度をおとして剛性をあげたんだそうな・・・

>>・・・( ̄  ̄;) うーん・・
やっぱり、と言うか、クロモリのこういうトラス構造は、設計段階での強度計算が容易な反面、
組み立て段階で設計どおりの強度を出すのが難しいんですよね~~。
自転車のように単純な形だったら楽なんですが、ここまで複雑な形状となると・・
今では、パイプ一本一本を3次元のCNCでフライス加工して、
合口部分に隙間が出来ないようにしておいてから、冶具で縛りつけながらTIG溶接か低温のろう付け
TIG溶接の場合は最後に全体を暖めて時効硬化処理という事をして強度を出します。

Birdcgaeの場合は、1960年代初めに「まさに手作り」で、その分野を開拓した
パイオニアとしての苦労があったのだろうと思います。

ではでは。


2010-06-18 Fri 12:29 | URL | 管理人 [ 編集]

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