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モーターサイクルのスタイリング考察(50年代まとめ:その他の国)

Derbi 350 4cyl
さて・・モーターサイクルのスタイリングはやっと50年代のまとめです。

画像のモーターサイクルは、1954年にスペインのDerbiが試作した、
2サイクル並列4気筒392ccという・・化け物ですが、
Montjuïc 24Hr 耐久レースではエンジン破損でリタイヤしています。

まだまだ、2サイクルは単気筒が主流という時代に、
一気に4気筒にしちゃうスペイン人もすごいですが・・


↓そんな、主流では無いけど魅力的な方々のお話。
---スペイン---
BULTACO

同じく、スペインのBULTACOは、1959年に後に名車と言われるTrallaを発表します。

OSSA

70年代から、オフロード車で有名になるOSSAも、スペイン製モーターサイクルの代表格です。
全体的な構成は、実に一般的なモデルですが、そのリヤフェンダーで、
スペインらしさを強調してます・・・・・(笑)

---アメリカ----
あくまで、スタイリングの話をしているので・・
ハーレー・ダビットソンの話をしても意味がないので・・

Cushman Eagle

ご本家スクーターのCushmanは、こんなになっちゃいました・・

もう、終わりです。
・・ちなみに、この後、アメリカ(USA)の話はBuellまで出てきません。
アメリカ製のモーターサイクルは、H.D のナックルで終わっちゃってます。
(あくまで、スタイリングの話ですよ・・)

もう、ナックル以上のアメリカン・モーターサイクルが出てくる事はありません。

(`□´) 以上である!!・・という感じです。

---イギリス(追加)---
50年代のイギリス編で、紹介するのを忘れていたのが・・
(というか、あまりに変った車だったから紹介できなかった・・)

Wooler 1954

このWoolerです。

何がそんなに変っているのか、と言うと。

クリックで拡大

このエンジン。

何も、そこまで無理して直立対向4気筒なんてレイアウトにしなくたって・・
と言いたくなる程、無理してます。

当時の広告(クリックで拡大)

↑面白そうなので、発売当時の宣伝なんかも載せちゃおうかな・・

見た目で特徴的なのは、タンク一体型のヘッドライトとエンジンですが、
ヘッドライト(タンク)内部にすべての電装品を詰め込んで、
「電装のトラブルをゼロにする!」と豪語・・

Duplex Spring と言われる独特なサスペンション。

これも、クリックで拡大ね

↑もう一枚・・

スパナ1本で、何処にでもアクセス可能・・
何処でも簡単にタイヤ交換できます。

(盗難対策は無いのか・・・・・・?)
という、まるでイギリス製CaprioloのようなWoolerですが、
1954年に、このとっても個性的なJhon Woolerさんの死と共に、
モーターサイクルメーカーとしての役目を終えます。

---フランス---

モトベカン

おフランスのモーターサイクルと言えば、やはり、
このMotobecane(モトベカン)です。

この1958年のZ27Cなんて、全体的な形は非常にオーソドックスですが、
各部のデティールの細かい部分がとても洗練されていて、
それが組み合わされると、

・・とっても、おフランス。
美しい、モーターサイクルです。

まぁ・・このモトベカンには、
1970年代のスタイリングの話の際には再登場して貰わないといけないんですが、

現在は弊社の一部門になっております。

この時期のフランスでは、このような自転車バイクが流行ってました。
このMobyletteも、おフランスな感じがプンプン・・

べろ~~~

おフランス(しつこい)から世界に羽ばたいた・・と言えば、
このVelosolexですね。

日本でもダイハツがライセンス生産して、ダイハツ・ソレックスという名前で売ってました。

有名な自動車メーカーであるPeugeotも、スクーターやモペットを生産しています。
(スクーターは今でも造ってます。)

ライオンさん

このS57は、おフランス・・と言うよりは、

ブルゴーニュの農家に居る犬ちゃん。 
という感じですが、
フロントフェンダー上に本格的なトランクを備えて、
(ハンドリングには、かなり悪影響でしょうが・・)
休日のピクニックにはもってこい・・ですね。

---チェコ・スロバキア---
戦前から工業国として有名なチェコ・スロバキア(当時:今はチェコ共和国)には、
JAWAとCZという、有名なモーターサイクルメーカーがあり、

JAWA 500

JAWAは、500cc ベベルギヤ駆動のSOHC 2気筒という先進的なモデルを展開します。

また・・

Nanuk

このNaunkという、半分スクーター、半分モーターサイクル・・という、

とっても東側らしい発想の車両も販売しています。

Nanuk

このNanukは、チェコ警察の白バイとして採用され・・

スピード違反する若者は、震え上がり・・・・・・・
ませんよねぇ・・これに追っかけられても。

CZ 350

もう一方のCZは、JAWAよりも早く1953年からGPへの参戦をはじめ、
1954年には、この350DOHCで戦っています。

市販車は、ごく一般的なスタイルの物が多く、
スタイリング・サンプルとして取り上げる程でもないんですが、

このJAWAとCZは1980年代まで、
各種のモータースポーツを精力的に活動して行きます。

---オーストリア---
カンガルーは居ない、ヨーロッパの方の国です。

この国を代表するモーターサイクル・メーカーと言えばPUCHですが・・

それよりも・・

Lohner

この、Lohnerの方が、スタイリング・サンプルとしては魅力的です。

個人的には、まぁ所謂Vespa系スタイルの完成形かな・・と思います。
数あるスクーターの中で「たった一台選びなさい。」と言われたら、
迷うことなく、これを選んじゃう位、好きなモデルです。

理由は、なんと言っても「そのヌメッとしたスタイル。」

Lohner

全体のバランスや、トランク・ルーム、サイドカバーへのアクセス。
スペア・タイヤの積載方法・・などなど。

シンプル、かつ機能的・・で・・可愛い。
見た目が可愛い、というのはスクーターという乗り物には、
非常に重要な要素です。

スクーターとは・・

・背広を着て乗っても。
・ジーパンを履いてTシャツで乗っていても。
・作務衣を着て、ゲタを履いていても。
・ハゲの坊さんが袈裟を着てノーヘルで乗って、
そのハゲ頭をヘルメットと間違えられちゃったとしても。

景色の中に溶け込まねばなりません。

ほら、このLonherなら、大丈夫でしょ?

Lohner

---50年代のまとめ---
1950年代の世界モーターサイクル事情は、一言で言えば、

ほぼ、すべてのデザイン・ベースが出揃った時代
と言える事が出来るかと思います。

全体的な車体構成では、
リヤ廻りは、スイングアーム+油圧ダンパー+コイル・スプリング。
フロント廻りは、テレスコピック油圧ダンパー式、フロントフォーク。
という、現代のモーターサイクルのスタイル上、
根本とも言える様式が、周辺技術の向上とともに一般化した時代でもあり、

エンジン形式に眼を移せば、
2サイクルと4サイクル、単気筒からV型8気筒まで・・
実に様々なエンジン形式がモーターサイクルに採用されました。

モーターサイクルという、自動車の1/4以下の表面積しか持たない乗り物では、
自ずと、エンジンやメカニズムを魅せる、という手法でスタイリングが検討され、
そのまま自然と「高性能を見せ付ける」というマーケティング手法がとられます。

そのアンチテーゼとして、
手軽なスクーターやフルカバードのモーターサイクルが誕生します。

反面、50年代は、
まだまだ大量生産、大量消費というほどの生産規模を獲得できたメーカーは少なく、
その先、日本車を中心に大きな業界全体の淘汰の時代を、
生き残る事が出来なかった小規模メーカーが、
魅力的なモーターサイクルを送り出した最後の時代でもあったと言えます。

--次回から60年代ね(軽く流そう・・( ̄o ̄;)ボソッ)---




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MCスタイリング考察 | コメント:3 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011-02-17 Thu 03:30 | | [ 編集]
>DEMMYさん、

コメントありがとうございます。
このような励ましの言葉を頂くと、「ああブログやってて良かったな」と思います。
最近はオートバイ関連の古い話ばかりになっていますが、

今後は、「世界の変な乗り物・・」なんて企画も考えています。

ちょくちょく除いてみてください。

では。
2011-02-17 Thu 20:22 | URL | 管理人 [ 編集]
めっちゃ詳しいのですね。

私は向こうのスクーターが欲しくて欲しくて仕方ないのですが、手に入れる事が出来ません。

どうしたらいいですか?

個人的には、ドイツのマイコモービルとか、チェコスロバキアのチェジェッタが欲しいです。

2017-01-28 Sat 17:59 | URL | 鈴木 英樹 [ 編集]

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