機械バカ一代

機械モノおたくのたわごと。

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国産レジャーバイクの系譜(その11)

131002_mightydax_st90_TOP.jpg

・・・ホンダ、前傾エンジン群の展開(2)・・・

さてさて・・・ε~( ̄、 ̄;)ゞフー・・・

スーパーカブ系の前傾エンジンを使った、
純粋なビジネスモデルである郵政カブ(MD)や、スーパーカブ本流、ニュースカブ
などを除いて、派生レジャー・スポーツモデルが、いったいどれだけあったのか?
ちょっと、挙げてみましょう。

・ハンターカブ系(~CT110)
・スポーツカブ系(~SS50、CD)
・ポートカブ
・C310
・モンキー系(現行)
・ダックス系(ST50~ST90)
・マイティダックス
・シャリー系(50、70)
・SL70系(~XL70)
・MOTRA
・JAZZ
・MAGNA 50
・ソロ
・ジョルカブ
・カブラ (オプション)
・赤カブ
・リトルカブ
・ATC(70,90)

なんと、18系列にも及びます。。(足りなかったら、ご指摘を・・)

さて・・と、元気を出して追記に行ってみましょう。。

-----------

まず、何と言ってもモンキー・シリーズに次いで、
独自のカテゴリーを創造したと言えるのがDAXシリーズですね。

<1969 DAX>
131002_1969_DAX_001.jpg

カー・レジャー・ブームの波に乗って、
ハンドルを折り畳むだけでなく、ステアリング・ステムから丸ごと外せるようにして、
乗用車のトランクに収められるように配慮されました。

131002_dax_CAT_01.jpg

131002_catalogue-6.jpg

131002_catalogue-3.jpg

その名のとおり、犬のダックスフンドをイメージしたというデザインは、
絶妙なカラーリングも手伝って、一気に人気車種になります。

その収納性よりも、スタイルが人気の元という事もあって、
この初期型以降、ステアリング・ステムの分解機能は廃止されます。

手動クラッチ化など、細部の変更を受けながら、
1976年には、ハンドルは固定タイプに変更されます。

<1976 DAX>
131002_1976_DAX.jpg

さらに1978年には、アンダーガードが装備されます。

131002_1978_DAX1.jpg

この頃になると、DAXは独自のカテゴリー・・・つまり「ダックス型」と呼ばれる、
レジャーバイクのミニバイクに分類される中のサブカテゴリーを形成します。
同時に他社も、次々と競合車種を投入して行きます・・・が、
その話は次回以降に譲るとして、

1979年には、アメリカン・ムードたっぷりのハイバック・シートが装備され、
所謂、「チョッパー・スタイル」に進化します。

<1979 DAX>
131002_1979_DAX.jpg

しかし・・・この後、1981年で一旦、国内での販売を終了します。

しかし、中古車市場でも、根強い人気に支えられ、
1990年代のレトロ・ブームで1995年に復活します。

<1995 DAX>
131002_1995_DAX.jpg

この復刻版DAXは、1999年で生産を終了しますが、
今でも、カスタム・ベースとして高い人気を誇っています。

・・・この、まさしく大成功を収めたDAXシリーズですが、
中には、こんな派生モデルも存在しました。

<1972年 マイティダックス>
131002_Mighty_DAX_002.jpg

カブ系の(CS90系ではなく)89ccエンジンを搭載し、

<訂正> CS90系の89ccエンジンですね。

当時のオフロードブームに合わせて、
前後14インチ・ワイヤースポーク・ホイールに、オフロードタイヤを組み合わせた、
DAXのデュアルパーパス・・という位置づけでしたが・・・

「え~ ( ̄ο ̄)・・足の長いダックスフンドなんて可愛くない。」

という単純な理由で・・・ほとんど売れなかった(んじゃないかなぁ)?

だって、σ( ̄∇ ̄;)自身、その存在すら忘れていたほどです。
この企画で、カブ系エンジン搭載車種を調べるうちに・・・

w( ̄o ̄)w オオー!・・・あったあった、
そう言えば、昔、こういうのあったわ。。。。

と思い出したレベルですから、その人気たるや、想像に難しくありません。

-----------

シャリーのお話・・

シャリーの発売は1972年です。
「家族みんなで楽しめるファミリーバイク」それがシャリー発売当時のコンセプトでした。

<1972 シャリー>
131002_1972_Chely_003.jpg

・お父さんは背広を着て、シャリーで通勤。
・お母さんは、シャリーでスーパーにお買い物。

そこまでは、良かったんですが。。

不良息子はシャリーで集会へ・・・

・・・d (>◇< ) アウト!・・・

いわゆる、ヤンキーの方々から絶大な支持を受けてしまったシャリーですが、

シャリー+灯油ポンプ(通称:シュポシュポ)というのが、
暴走族の定番になってしまいます。

が・・・それは、シャリーの「負」の一面でしかありません。

シャリーの発売から、本来想定されたユーザーである主婦層からの人気は
充分にあり、競合他社も、このコンセプトに向けて車種設定を行います。

つまり、「ヤンキーの小道具」と言われたシャリーも、
充分にエポックメーキングな役割を果たしていた訳ですが・・

さらに・・・

1981年のマイナーチェンジでは、CH50AT
つまり・・・3速AT(オートマチック・ミッション)のシャリーが誕生。
さらにCDI点火も採用されます。。

<1981 CH50AT>
131002_1981_AT_Chary.jpg

それが、どう凄いのか・・・

要は、このカブ系OHCエンジンに、各種キットパーツが販売され、
「いじって遊ぶ」という選択肢が存在する事は、すでに述べましたが、

そこに、3速オートマチック・ミッションが加わったのです。

自動遠心クラッチとワンウェイクラッチを用いた単純な構造で、
3速オートマチックを実現したのも、なかなかですが。
充分な耐久性もありました。

もちろん、エンジンの基本形はカブですから・・
その気になれば、138cc デスモドロミックDOHC 4Valveの
3速ATバージョン・・も作り上げる事が可能になった訳です。
(まぁ・・・そこまで、このミッションがもつ保証は何処にもありませんが・・)

・・・さて、そんなエポックメーキングな事が満載なシャリーですが、
1998年を最後に、カタログから姿を消してしまいます。。

σ( ̄∇ ̄;)・・から見ると、この先、このシャリー50ATは、「値上がり必至」です。
もし・・ヤフオクなんかで見つけたら、ぜひ買っといてねん。

-----------

さぁってっと・・・・

1970年代前半には、オフロード・ブーム・・というのもあり、
本当に、趣味が多様性をもってきた時代でした。

ハンターカブ、そしてCL50とオフロード志向なモデルは存在しましたが、
まだ「本格オフロード・モデル」と呼べるモデルには、
このカブ系・前傾エンジンは搭載されていません。。

そのレイアウトには、シリンダーヘッドがオフロード走行時に接地しやすい・・・
という、ネガティブな一面もあったからです。

・・が・・しかし、ホンダの技術陣は、そんなネガティブな要因など・・
「糞食らえ・・」という感じで、

本格オフロード・モデルであるSLシリーズにも搭載してしまいます。

<1971 SL70K0>
131002_1971_SL70K0_01.jpg

さすがに・・・ダブルクレードル・フェザーベット・タイプのフレームからも、
そのシリンダーヘッドは「はみ出して」しまっていますが。

カブ系の、本格オフロード・モデルの誕生です。

このカブ系・前傾80度エンジンは、
70ccという微妙な排気量の「穴埋め」をするという形で、
1974年のXL70まで前傾エンジンが採用されます。
1976年に発売されるXE75に引き継がれる形で
カタログから姿を消す事になるのです。

<1974 XL70>
131002_XL70_001.jpg



-----------

反面・・最低地上高をさほど気にせずに済むATVでは、
当初から、このカブ系エンジンが採用されます。

<1970 US90>
131002_1970_US90_001.jpg


ホンダ(いや世界初)となるATV車両、US90には
カブ系CS90系の89ccエンジンが搭載されたのを皮切りに、

子供用ATVとして人気を博したATC70にはカブ系のエンジンが採用されます。

<1973 ATC70>
131002_1973_ATC70.jpg

厳密に言えば、二輪車ではありませんが・・
(見れば判るってば・・・( ̄o ̄;)ボソッ)
レジャー用途として、北米市場では人気車種となり・・
また各地でレースも開催されます。

・・・・残念な事に、
3輪車という特異な特性を熟知しないライダーの死亡事故が多発、
アメリカでの訴訟問題に発展します、
その結果、ホンダは敗訴・・多額の慰謝料を支払わなくてはならなくなります。

詳細は、またの機会に譲るとして・・

その結果、3輪のATVは姿を消し、ATVは4輪のみになり・・
モーターサイクルに限らず、北米市場に製品を供給する各社は、
「PL法対策」という、重荷を背負う事になる、
「きっかけ」を造る役割を果たす事になったATCですが。。

σ( ̄∇ ̄;)わて?・・・だって、二輪のつもりで・・
足を出してコーナー周ろうとしたら、後輪に足を轢かれて・・・

・・・ひでぶ!!Σ(- -ノ)ノ!!・・・

という事になるし・・
(これも、二輪のつもりで・・)
スロットル全開のまま、高速ターンを決めようと思ったら、
いきなり・・・ビュ~ン・・・と空を飛んじゃうし(ハイサイド)・・

確かに、扱いの難しい(特に二輪出身者には)機種であった事は確かですね。

-----------

さて・・お次は80年以降から現代までの前傾エンジン・・かなぁ。

・・・ε~( ̄、 ̄;)ゞフー・・
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国産レジャーバイクの系譜 | コメント:6 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

楽しく読ませていただいております。
しばらく更新がなかったので更新を待っておりました。

私はST90やCT110やMD90はCS90(CM91)系と考えております。C90の途中までもです。
源流はあくまでC200/201ではないかと。

C90やCD90はかなりあとになってC50と同じケースサイズになりますのでそこからカブエンジンという区分けにしています。

ここ判断が分かれるんですよね。
ガキの時分にC90のエンジン買ってくるも大きくてDAXにはまらなかったからだけで別だと言い張ってるという話もありますが。

別件ですがネットでマーチンの話を調べていましたらピーターベラミがなくなったとの話を見つけました。
そろばん教室しめて本国に帰ったのはきいていましたが本当でしょうかね?
2013-10-03 Thu 15:22 | URL | Bluebox2600 [ 編集]
コメントありがとうございます。
楽しんで、読んで頂けて幸いです。

> 私はST90やCT110やMD90はCS90(CM91)系と考えております。C90の途中までもです。
> 源流はあくまでC200/201ではないかと。
>
> C90やCD90はかなりあとになってC50と同じケースサイズになりますのでそこからカブエンジンという区分けにしています。
>
> ここ判断が分かれるんですよね。

なるほど・・・
ご指摘頂いて、もう一度各画像を見なおしてみました。
(なにぶん、ST90、CT110ともにエンジンの分解経験がなかったものですから。)
確かに、ご指摘の通り、これらはCS90系だと言えます。
そうすると、おそらくUS90もCS90系という事になりますね。

ご指摘に感謝いたします+本文訂正します。

カブ系の前傾OHCエンジンは、非常に多彩なバリエーションが存在するので、
分類にも苦労しますよね。
個人的にはキーポイントは、シリンダー・スタッドの間隔と、
ジャーナルのベアリング外径かな?・・と思っています。
シリンダー・ベースの加工径なんかは、相当に異なりますし・・

> 別件ですがネットでマーチンの話を調べていましたらピーターベラミがなくなったとの話を見つけました。
> そろばん教室しめて本国に帰ったのはきいていましたが本当でしょうかね?

あらら・・ベラミさん本人に最後に会ったのは、もう今から20年近く前の話なのですが、
惜しい人を亡くしましたね・・最近は、だんだんと・・
かつての先輩とか、友人などの悲報を聞く事が増えてきました・・
かつて、DYMAGの総代理店をしていたとかで・
並行輸入品を一生懸命、本国に通報していましたねぇ。。。

ご冥福をお祈り致します。。

ちなみに、当ブログは読者の方々と共に作り上げて行くブログ・・
と考えていますので、このような、ご指摘、
また反論なども、大歓迎です!!

今後共、ぜひ、よろしくお願いいたします。
2013-10-03 Thu 19:33 | URL | 管理人 [ 編集]
子供の頃、ダックスは分解できるとは聞いていたのですが、実際に分解されたところを見ておらず、長い間一つ疑問を持っていました。
ダックス、分解の際、ブレーキなどのワイヤーはそのままだったんでしょうか?なんだか気になります^_^
2013-10-05 Sat 17:03 | URL | Ryu Zak [ 編集]
> 子供の頃、ダックスは分解できるとは聞いていたのですが、実際に分解されたところを見ておらず、長い間一つ疑問を持っていました。
> ダックス、分解の際、ブレーキなどのワイヤーはそのままだったんでしょうか?なんだか気になります^_^

コメント、ありがとうございます。

ダックスのワイヤー類の件ですが・・
クラッチは、自動遠心式なので、無い・・として、
フロント・ブレーキは、フロント周りと一体で外れるので、
特に問題には、なりません。
一番の問題はスロットル・ワイヤーなんですが、
これは、途中で分離できる構造になっています。

レーサーなんかでは、整備性を上げる為に良く使う手法なんですが、
市販車では、なかなか見ない構造ですね・・・

ちなみに、2種類の分割構造があったみたいです。

2013-10-05 Sat 19:34 | URL | 管理人 [ 編集]
そういえば、ダックスを小さくした後、車のトランクに寝かせるとすると気になるのが、ガソリンやオイルの漏れですが、それは無かったのでしょうか?
2013-10-31 Thu 19:54 | URL | Ryu [ 編集]
赤カブや、カブラを派生とするなら、小型キャリアを装備し、色付きレッグがあったりと、単なるカラーバリエーションではなかった、ストリート仕様はどうなんでしょう。それと、初代SL90やCL50、70、90はどこに入るんでしょう。スポーツカブ系でしょうか。
2015-01-17 Sat 09:33 | URL | Rem [ 編集]

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